食育推進全国大会とは?

食育推進全国大会は、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施する6月の「食育月間」における全国規模の中核的な行事で、イベントや展示を通して食育の実践を働きかけています。
2006年の第1回大会(大阪府)以降、毎年全国各地で開催されています。

第20回食育推進全国大会

農林水産省は、毎年6月の「食育月間」に関連する取組の一層の充実を図るため、令和7年度の全国的な取組として、第20回食育推進全国大会を徳島県との共催により開催。

日時:令和7年6月7日(土曜日)、6月8日(日曜日)
会場:徳島県立産業観光交流センター(アスティとくしま、徳島市山城町東浜傍示1番地1)(予定)
内容:食育活動表彰、食育推進のためのブース展示、シンポジウム等
徳島県ホームページ
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/sangyo/nogyo/7236734/

第19回食育推進全国大会

農林水産省は、毎年6月の「食育月間」に関連する取組の一層の充実を図るため、令和6年度の全国的な取組として、第19回食育推進全国大会を大阪府との共催により開催。

日時:令和6年6月1日(土曜日)、6月2日(日曜日)
会場:ATCホール(大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10)
内容:食育活動表彰、食育推進のためのブース展示、シンポジウム等

大阪府ホームページ
https://www.pref.osaka.lg.jp/kenkozukuri/shokuikuzenkokutaika/kaisai.html

第18回食育推進全国大会

開催日及び場所
日時:令和5年6月24日(土曜日) 午前10時から午後5時まで
令和5年6月25日(日曜日) 午前10時から午後4時まで
場所:富山産業展示館(テクノホール)(富山市友杉1682 )他

主な内容

(1)食育シンポジウム
〇6月24日(土曜日) 午後1時30分~午後3時05分
「食とウェルビーイング」
講演:石川善樹氏((公財)Well-being for Planet Earth 代表理事)
パネルディスカッションコーディネーター:前田大介氏(前田薬品工業株式会社社長)
パネリスト:県内の農業及び漁業関係者など4 名

(2)トークショー
〇6月24日(土曜日) 午前12時~午後1時
「富山の魅力とライフスタイルに合った食生活」
ゲスト:安田美沙子氏(タレント・女優)、池田航氏(俳優、富山県南砺市出身)
〇6月25日(日曜日) 午後1時30 分~午後2時30分
「ギョギョッとおいしい!魅力いっぱい富山湾」
ゲスト:さかなクン
〇6月24日(土曜日) 午後3時30分~午後4時30分、6月25日(日曜日)午前10時15分~午前11時15分
「県内スポーツチームによるトークショー」
出演チーム:カターレ富山、富山グラウジーズ、富山GRN サンダーバーズ、KUROBE アクアフ
ェアリーズ、アランマーレ富山

(3)クッキングステージ
〇6月24日(土曜日) 午前11時~午前12時
「ひと手間加えて簡単・栄養満点料理」
ゲスト:浜名ランチ氏(お笑いタレント)
〇6月24日(土曜日) 午後3時~午後4時
「栄養バランス抜群・一人暮らしのおうち料理」
ゲスト:池田航氏(俳優、富山県南砺市出身)
〇6月25日(日曜日) 午前11時30分~午前12時30分
「富山の食材活用!洋食の匠クッキング」
ゲスト:桃井勉氏(とやま自遊館シェフ)
など

(4)料理教室(要事前予約)
〇6月24日(土曜日) 午前10時30分~午前12時30分
「海のもの山のものプロから学ぶ富山旬感イタリアン」
講師:杉浦健一氏(イタリア料理クオーレシェフ)
〇6月24日(土曜日) 午後2時30分~午後4時30分
「男性向け料理教室」
〇6月25日(日曜日) 午前10時30分~午前12時30分
「サルベージパーティ」
講師:サルベージ・サポーター
〇6月25日(日曜日) 午後1時45分~午後3時15分
「米粉パンでホットサンドを作ろう!」

(5)その他
農林漁業体験バスツアーなど
Web配信
大会の主なイベントは、オンラインでライブ配信を実施予定です。
イベントや出展者の詳細等は大会公式Webサイトにて随時更新するほか、事前予約が必要なイベントの募集も5月上旬以降、本サイトにて行います。
また、食育推進全国大会のチラシは、市町村、県内小学校等に配布するほか、大会公式Webサイトでも見ることができます。

第17回食育推進全国大会

日時及び場所
日時:令和4年6月18日(土曜日)午前10時から午後5時まで
令和4年6月19日(日曜日)午前10時から午後4時まで
場所:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場、愛知県常滑市(中部国際空港島))
(常滑市セントレア5丁目10-1)

主な内容

(1)学生レシピコンテスト
愛知県内の「栄養士等」・「調理師」を目指す学生・生徒によるチームが、「いいともあいちネットワーク会員」企業と
コラボして「SHIN化」※をキーワードとしたレシピ を考案しました。
会場では一次審査を通過した8チームが、考案したレシピを実演します。
※「SHIN化(しんか)」とは以下のことを指します。
「新化」・・・時代に合わせた変化 「S」・・・Sustainable(持続可能な)
「進化」・・・多様な発展 「H」・・・Healthy(健康な)
「深化」・・・質の向上 「I」・・・Interesting(興味深い)
「伸化」・・・横展開のつながり 「N」・・・Network(連携)

(2)シンポジウム
〇6月18日(土曜日)午後1時~午後3時
「人口減少社会での持続可能な食と農をあいちから考える」
基調講演:合瀬宏毅(おおせひろき)氏(一般社団法人アグリフューチャージャパン理事長)
パネリスト5名
〇6月19日(日曜日)午前10時30分~午前12時
「栄養と運動から導く『健康寿命トークセッション』」
講演:下方浩史(しもかたひろし)氏(名古屋学芸大学健康・栄養研究所所長)
牛田享宏(うしだたかひろ)氏(愛知医科大学運動療育センターセンター長)
※シンポジウムへの参加方法については大会公式Webサイトでお知らせします。
また、Web配信も実施予定です。

(3)あいちの農林水産物PRコーナー
・いいともあいち体感フェア
・あいちの育成品種プロモーション
・ワクワクおさかな広場
・食を支えるあいちの農業農村整備
・「木の温もり」と「森の魅力」を体感

(4)その他
・食育に関するトークショー
・会場内スタンプラリー(景品は各日参加先着1万名)
・元気グルメふるまいコーナー(各回先着200食)
Web配信
大会の模様は、大会公式WebサイトでWeb配信を実施予定です。
また、大会公式Webサイトでは、「第17回食育推進全国大会inあいち」のイベントや出展者の詳細等を随時更新していきます。
なお、大会期間中にWeb配信した内容の一部は、大会終了後も大会公式Webサイトで一定期間視聴可能です。

“食育“とは?

食育とは、正しい食生活を通じて、健康な身体と心を育む教育のことです。
食に関する知識だけでなく、食品の選び方、食事のバランス、食べ物を大切にする心、食事を通じたコミュニケーションなど、広い範囲に及びます。

食生活は日々の生活の中で重要な役割を果たしており、食育によってその質を高めることは、個人の健康だけでなく、家族や社会全体の幸福にも寄与します。

食育の目的

食育の主な目的は、健康な食生活を送ることにより、身体的、精神的な健康を維持し、病気の予防を図ることです。具体的には、次のような点が挙げられます。

  • 健康的な食習慣の確立
  • 栄養バランスの取れた食事の重要性の理解
  • 食品の選び方や食事の準備方法に関する知識の習得
  • 食の楽しみや食文化への理解の深化

これらの目的を達成することで、食育は健康で文化的な食生活への第一歩となります。食育によって身につけた知識とスキルは、生涯を通じての貴重な財産となり得ます。

食育の重要性

食育の重要性は、近年の食生活の多様化や食習慣の乱れが引き起こす健康問題に直結しています。

不規則な食事や偏った食生活は、肥満や生活習慣病のリスクを高めることが知られています。

以下の点で、食育がいかに重要かを理解することができます。

  • 健康維持と疾病予防: 栄養バランスの取れた食事は、健康を維持し、病気を予防する基盤となる。
  • 生活習慣の改善: 正しい食生活の知識を持つことで、個人の生活習慣を改善し、健康寿命を延ばすことができる。
  • 食文化の継承: 食育を通じて、地域や国の伝統的な食文化を理解し、次世代に継承することができる。

食育は、ただ食べることの技術や知識を教えるだけではなく、食事を通じたコミュニケーションや文化を大切にする心を育てることにもつながります。

これにより、健康で豊かな社会の実現に貢献することが期待されます。

食育の内容

食育は、単に「食べること」を学ぶだけではありません。

栄養バランスのよい食事の重要性、食品表示の正しい読み方、食品の安全性、そして食品ロスの問題と対策など、幅広い知識と意識を高めることを目指しています。

食育の理解を深めることで、個々人が賢明な選択をし、社会全体で食に関する課題を解決していく力を養うことができます。

栄養バランスのよい食事の大切さ

健康を維持し、病気を予防するためには、栄養バランスのよい食事が不可欠です。

具体的には、以下の点が重要とされています。

  • 主食、主菜、副菜を組み合わせる: 炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルなど、必要な栄養素をバランス良く摂取する。
  • 五色の食材を取り入れる: 色鮮やかな食材には、様々な栄養素が含まれています。食卓に色々な色の食材を取り入れましょう。
  • 適切な量を心掛ける: 過不足なく、適量を摂取することが大切です。

このような食事の取り組みを通じて、健康的な身体づくりと生活習慣病の予防が可能になります。

食品表示の読み方

食品を選ぶ際には、食品表示を正しく理解し、賢い選択をすることが重要です。

食品表示には、以下のような情報が含まれています。

  • 原材料名: アレルギー情報や健康に関わる成分が記載されています。
  • 栄養成分表示: エネルギー量やタンパク質、脂質、炭水化物などの情報が分かります。
  • 賞味期限や消費期限: 食品の安全を守るための重要な指標です。

これらの情報を活用することで、健康に良い食品選びが可能となります。

食品の安全性について

食品の安全性は、健康を守る上で非常に重要です。

以下の点に注意して、安全な食品を選びましょう。

  • 安全な取り扱いと保存方法を守る: 正しい保存方法で、食中毒のリスクを減らします。
  • 有害物質への注意: 農薬や添加物の過剰摂取に注意し、可能な限り自然な食品を選択します。

食品の安全性に対する意識を高めることで、家族の健康を守ることができます。

食品ロスの問題と対策

食品ロスは、環境問題及び社会問題として、世界中で注目されています。

日本でも、家庭や飲食店、小売店から出る大量の食品が、消費されることなく廃棄されています。

この問題に対処するための対策は、以下のように多岐にわたります。

  • 適切な購入: 必要な量だけを購入し、食品の無駄遣いを減らす。
  • 残食利用の工夫: 残った食材を活用するレシピを学び、食品ロスを減らす。
  • 賞味期限と消費期限の理解: これらの違いを正しく理解し、食品を無駄にしないようにする。
  • 食品の寄付: 食品ロスを減らしつつ、必要としている人々に食品を届ける。

食品ロスの削減は、資源の有効活用はもちろん、温室効果ガスの排出削減にも貢献します。

個々人の意識と行動が、大きな変化を生み出すことができるのです。

食育の内容を通じて、栄養バランスのよい食事の大切さ、食品表示の読み方、食品の安全性、そして食品ロスの問題と対策について学ぶことは、健康で持続可能な生活を送るための第一歩です。

これらの知識を深め、実践することで、自身だけでなく社会全体の健康と環境の向上に貢献することができます。食育は、単に「何を食べるか」だけでなく、「どのように食べるか」を考えることで、より豊かな食生活を実現するための重要な教育です。

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