日々のショッピングやネットショッピングなど、クレジットをうまく利用できる学生にとってもクレジットカードは必要不可欠な存在ですよね。
2022年4月から成年年齢が引き下げられたことで、親の同意がなくても18歳よりクレジット契約ができるようになったことから、クレジットカードを身近に感じている人も多いのではないでしょうか。
「初めてクレジットカードを作りたい」「学生ならではの特典が多いクレジットカードを選びたい」など、さまざまな要望があると思います。
そこで、学生に最適なクレジットカードの選び方や、審査に通るクレジットカードの作り方や注意点などをおすすめのクレジットカード10枚と共に紹介します。
学生におすすめのクレジットカード9選
数多くのクレジットカードの中で、特に学生におすすめのクレジットカードを紹介します。
※キャンペーンは2022年11月時点のものです。適用条件があるので詳細はWEBページで確認してください。
おすすめ順 | JCBカードW | 三井住友カード (NL) | イオンカードセレクト | アメリカン・エキスプレス・カード | JCB一般カード | 三菱UFJカード VIASOカード | ライフカード | ソラチカカード | リクルートカード | 楽天カード | au PAYカード | セブンカードプラス | dカード | エポスカード |
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券面 | ||||||||||||||
キャンペーン内容 | キャンペーンAmazon.co.jpでの利用分20%キャッシュバック | 最大5,000円相当プレゼント | Web入会すると最大5,000円相当進呈 | 最大15,000ポイントプレゼント | Amazon.co.jpでの利用分20%キャッシュバック | 最大10,000円キャッシュバック | 最大10,000円相当プレゼント | 最大17,800マイル相当プレゼント | 最大6,000円相当ポイントプレゼント | 最大5,000ポイントプレゼント | 新規入会&利用で最大10,000ポイントプレゼント | 最大3,400nanacoポイントプレゼント | 最大5,000ポイントプレゼント | 2,000円相当プレゼント |
年会費(税込) | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 13,200円 | 1,375円 ※オンライン入会で初年度無料 ※2年目以降無料条件あり | 永年無料 | 永年無料 | 2,200円 ※初年度無料 | 永年無料 | 永年無料 | 無料 ※auIDに紐づく契約がない場合、かつ1年間利用がない場合1,375円 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
還元率 | 1.00%~10.00% | 0.50%~5.00% | 0.50%~2.50% | 0.50% | 0.50%~5.00% | 0.5%~12.0% | 0.50%~1.00% | 0.50%~1.00% | 1.20%~4.20% | 1.00%~3.00% | 1.00%~2.50% | 0.50%~1.00% | 1.00%~6.00% | 0.50%~1.00% |
国際ブランド | JCB | Visa/Mastercard | Visa/Mastercard/JCB | AMEX | JCB | MasterCard | Visa/Mastercard/JCB | JCB | Visa/Mastercard/JCB | Visa/Mastercard/JCB/AMEX | Visa/Mastercard | Visa/JCB | Visa/Mastercard | VISA |
公式サイト | JCBカードW | 三井住友カード(NL) | イオンカードセレクト | アメックス | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
学生でも気軽に持てる未来型銀行系カード「三井住友カード(NL)」
申込資格 | 18歳以上 |
国際ブランド | Visa Mastercard® |
年会費(税込) | 無料 |
還元率 | 0.5%~ ・通常は200円につきVポイント1P(1円相当)⇒還元率0.5% ・対象のコンビニ・飲食店では最大5.0%還元 ・選択した3つのお店で利用すると+0.5%還元 ・ポイントUPモール経由で最大10.0%還元 ・学生ポイント対象会員は最大10.0%還元 |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
付帯保険 | 海外旅行保険※1:利用付帯 |
付帯カード | 家族カード:年会費無料※2 ETCカード:年会費550円・発行手数料無料 |
※1 海外旅行保険を「日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)」「ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))「持ち物安心プラン(携行品損害保険)」に変更可能
※2 年1回以上利用で翌年年会費無料
「NL」とは「ナンバーレス」のことで、表裏に会員番号が記載されておらず不正利用のリスクが低いカードです。
年会費は永年無料で、申し込んでから最速5分で利用可能です。学生でも気軽に所有できるでしょう。
また、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、マクドナルドでタッチ決済するとポイントが5倍になります。これらの店舗の利用頻度が高い学生は効率良くポイントを貯めることができるでしょう。ポイントの汎用性が高いのも強みです。
新規入会&利用で最大5,000円相当プレゼント
使いやすさとポイントの貯めやすさが評判の「JCB CARD W」
申込資格 | 18歳以上39歳以下で本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。 |
国際ブランド | JCB |
年会費(税込) | 無料 |
還元率 | 1.0%~ ※Starbucks eGiftを購入、nanacoポイントに交換した場合 ・通常Oki Dokiポイント1,000円につき1P⇒nanacoポイント5P(5円相当)で還元率0.5% ・JCB CARD Wは常にポイント2倍なので最低でも還元率1.0% ・Starbucks eGiftは20倍⇒1,000円につき20P獲得 ・Starbucks eGiftを10,000円分購入⇒200P獲得 ・Oki Dokiポイント200P⇒nanacoポイント1,000P(1,000円相当)に交換 ・10,000円利用で1,000円相当のポイントを獲得⇒還元率10.0% |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
付帯保険 | 海外旅行保険:利用付帯 ショッピング保険:海外利用分のみ |
付帯カード | 家族カード:年会費無料 ETCカード:年会費・発行手数料無料 |
18歳以上であればアルバイトをしていなくても申し込めるカードです。JCBのカードの中では最もポイント還元率が高いことが強みです。
さらに優待店で利用すると還元率が大幅にアップします。例を挙げると、Amazonは3倍、セブンイレブンでは3倍、スターバックスではなんと最大20倍のポイントが付与されます。
貯めたポイントは1ポイント単位で買い物やクーポン、マイルへの交換などに利用できるので余すことなくポイントを使えます。
高校卒業年度の1月から申込可能な「イオンカードセレクト」
申込資格 | 18歳以上の電話連絡が可能な方 ※高校生は卒業年の1月から申込可 |
国際ブランド | Visa Mastercard® JCB |
年会費(税込) | 無料 |
還元率 | 0.5%~ ・通常は200円につきWAON POINTが1P(1円相当)⇒還元率0.5% ・イオングループの対象店舗はいつでも2倍⇒還元率1.0% ・毎月10日はイオングループ以外のお買い物でも2倍⇒還元率1.0% ・毎月0のつく日にイオンモール専門店でお買い物すると5倍⇒還元率2.5% |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
付帯保険 | ショッピングセーフティ保険 |
付帯カード | 家族カード:年会費無料 ETCカード:年会費・発行手数料無料 |
18歳以上で進学先や内定先が決定していれば、高校生でも卒業年度の1月1日から申し込みが可能です。大学や専門学校、短大に入学する前から申込可能な唯一のクレジットカードです。
イオングループの店舗や施設で利用するとポイントが2倍になり、さらに指定された日に利用すると特典があります。
イオンをよく利用する、近所にイオンモールがある人であれば効率よくポイントが貯めることができるでしょう。
毎月500円の割引クーポンがもらえる「楽天カード」
申込資格 | 18歳以上 |
国際ブランド | Visa Mastercard® JCB AMEX |
年会費(税込) | 無料 |
還元率 | 1.0%~ ・通常は100円につき楽天ポイント1P(1円相当)⇒還元率1.0% ・楽天ペイで楽天カードを利用すると最大1.5%還元 ・楽天ポイントカード提携店で楽天カードを利用すると+0.5~1.0% ・楽天市場アプリ利用+楽天市場通常購入分+楽天カード通常分+楽天カード特典分⇒還元率3.5% ・楽天市場のセールやキャンペーン、楽天チェックなどの利用でさらにポイントアップ |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
付帯保険 | 海外旅行保険:利用付帯 |
付帯カード | 家族カード:年会費無料 ETCカード:550円(税込)・発行手数料無料 ※楽天会員ランクダイヤモンド・プラチナは無料 |
年会費無料でポイント還元率は常に1.0%と還元率の高いカードです。さらに楽天市場で利用すると3倍、楽天トラベルで利用すると2倍のポイントが付与されます。
また、提携店で提示するとポイントが付与されるなど楽天ポイントを集めたい人にとっては最適なクレジットカードです。
25歳までの学生であれば「楽天学割」の対象となり、毎月500円割引のクーポンが付与されます。
ドコモユーザー以外でもポイントを貯めやすい「dカード」
申込資格 | 18歳以上の方 |
国際ブランド | Visa Mastercard® |
年会費(税込) | 無料 |
還元率 | 1.0%~ ・通常はdポイント100円につき1P(1円相当)⇒還元率1.0% ・Starbucks eGiftの購入は100円につき6P(6円相当)⇒還元率6.0% ・d払いと併用で1.5%還元 ・d払い・dポイント加盟店でポイントアップ |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
付帯保険 | 海外旅行保険:29歳以下限定利用付帯 国内旅行保険:29歳以下限定利用付帯 お買い物あんしん保険 dカードケータイ補償 |
付帯カード | 家族カード:年会費無料 ETCカード:年会費550円(税込)・発行手数料無料 ※初年度無料 ※1回以上利用で翌年年会費無料 |
携帯電話の紛失や破損で1年間最大1万円の補償、携帯電話の利用料金の割引があるなどドコモのユーザーに手厚いカードです。
通常還元率1.0%とポイント還元率が高く、支払いをd払いに設定するとポイントが2%になるため、ドコモユーザー以外にもおすすめです。
29歳以下の利用者を対象に海外国内旅行の保険が付帯しているため、旅行好きの学生にもおすすめです。
海外利用で3.0%がキャッシュバックされる「学生専用ライフカード」
申込資格 | 高校生を除く満18歳以上満25歳以下で、 大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方 |
国際ブランド | Visa Mastercard® JCB |
年会費(税込) | 無料 |
還元率 | 0.5%~ ・通常は1,000円につき1Pで交換商品によって還元率が異なる ・ポイント移行は0.5%、AOYAMAギフトカードは1.0% ・海外ショッピング利用は3.0%キャッシュバック ・L-Mall経由でのお買い物は最大25倍⇒還元率12.5% |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
付帯保険 | 海外旅行保険:自動付帯 |
付帯カード | ETCカード:年会費・発行手数料無料 |
高校生を除く18~25歳までの学生を対象としたクレジットカードです。年会費は無料で、海外傷害保険の自動付帯がある他に海外の利用では3.0%がキャッシュバックされる優待特典があります。
貯めたポイントをギフトカードや図書カードへの交換など、学生向けの独自のサービスを提供しているカードです。
JALマイルを貯めるなら学生専用「JALカード navi」
申込資格 | 18歳以上~30歳未満の学生(大学院、大学、短大、専門学校、高専4・5年生の方) 日本に生活基盤があり、日本国内でのお支払いが可能な方 |
国際ブランド | Visa Mastercard® JCB |
年会費(税込) | 2,200円 ※初年度及び、在学中無料 |
還元率 | 1.0%~ ・通常利用は100円につき1マイル付与 ・特約店での利用で2マイル付与 |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
付帯保険 | 海外旅行保険:自動付帯 国内旅行保険:自動付帯 |
付帯カード | ETCカード:年会費無料・発行手数料1,100円 |
JALが発行している学生専用のクレジットカードで、在学中は年会費無料です。通常のJALカードは200円の利用で1マイル貯まりますが、JALカード naviは倍の100円につき1マイルが貯めることができます。
さらに入会時や毎年初回搭乗時、語学検定の合格や卒業記念ボーナスマイルが付与されます。
非常にマイルが貯まりやすいカードのため、旅行などでJALを使う機会が多い人におすすめです。
手続き不要のオートキャッシュバックで安心「三菱UFJカード VIASOカード」
申込資格 | 18歳以上の安定した収入がある方、または、学生 |
国際ブランド | Mastercard® |
年会費(税込) | 無料 |
還元率 | 0.5%~ ・VIASOポイントは1,000円につき5P(5円相当)⇒還元率0.5% ・POINT名人.com経由で最大24倍(1,000円につき120P)⇒還元率12.0% |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
付帯保険 | 海外旅行保険:利用付帯 ショッピング保険 |
付帯カード | 家族カード:年会費無料 ETCカード:年会費無料・発行手数料1,100円 |
ポイント還元率が高く、しかもポイントが自動的に現金で還元されるオートキャッシュバック機能を備えたカードです。
通常のポイント還元率は0.5%ではあるものの、特定の加盟店の支払いに指定するとポイントが2倍になります。
ETCやネットプロバイダ、携帯電話の支払いをVIASOカード払いにすると効率良くポイントが貯められます。
25歳まで年会費無料の「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード」
申込資格 | 18歳以上の連絡可能な方(高校生を除く) |
国際ブランド | AMEX |
年会費(税込) | 3,300円 ※初年度及び、26歳まで無料 |
還元率 | 0.5%~ ・永久不滅ポイントは通常1,000円につき1P(約5円相当) 例:永久不滅ポイント200P⇒dポイント1,000ポイント(1,000円相当)⇒還元率0.5% ・カード特典で海外利用は2倍⇒還元率1.0% ・セゾンポイントモールを経由すると最大30倍⇒1,000円につき30P⇒還元率15% |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
付帯保険 | 海外旅行保険:自動付帯 国内旅行保険:利用付帯 ショッピング安心保険 |
付帯カード | 家族カード:年会費1,100円 ETCカード:年会費・発行手数料無料 |
U25応援キャンペーンが実施されており、通常3,300円(税込)の年会費が25歳までは無料と学生にはお得なカードです。
セゾンカードの特徴である「永久不滅ポイント」が適用されているため、貯めたポイントの有効期限を気にする必要がありません。
海外での信頼性が高く、旅行やエンターテイメント分野に強みを持つブランドAmerican Expressのカードです。海外で利用することを想定してサブカードとして所有してもよいかもしれません。
学生がクレジットカードを持つことのメリット
クレジットカードはショッピングやネットショッピングでの支払いを簡易にする、後払いにすることができます。
クレジットカードには有効期限や利用可能枠がありますが、その範囲であれば消費者はそのカードを利用し、後払いで商品等を購入することができます。
出典:クレジットの契約関係|一般社団法人日本クレジット協会
手持ちの現金がなくても欲しい物が手に入ることは大きなメリットです。実はこの他にもクレジットカードにはいくつかのメリットがあります。
ポイント獲得でお得にショッピングができる
クレジットカードを利用するとクレジットカード各社は利用代金の数%をポイントで利用者に還元します。ポイントが貯まるとポイント数に応じて商品や商品券への交換、利用代金への補充、マイルへの交換ができます。
中には直接現金がキャッシュバックされたり、次月の請求額と相殺されたりするカードもあります。
若いうちからクレヒスを作れば早期に優良顧客になれる
若いうちからクレヒスを作り、育てられることもクレジットカードを利用するメリットです。
クレジットヒストリーの略。信用情報機関に記録されているクレジットやローンの利用履歴のこと。契約先に関係なくクレジットやローンの利用状況は常にクレヒスに記録され、一般に「ブラックリスト」と言われる状態もクレヒスで確認可能。
クレヒスはカード会社各社が情報共有しています。クレジットカードを適度に利用して問題なく支払いを行っていれば、少しずつクレヒスは育っていきます。
良い状態のクレヒスを持つユーザーは、カード会社から優良顧客と判断されます。優良顧客は将来的に限度額の増額やカードのランクアップを行う際の審査に有利になります。
若いうちからクレヒスを作れば早期の限度額増額やランクアップに期待できます。
海外留学や旅行にもすぐに対応できる
学生で海外留学や海外旅行に行くという人にクレジットカードは不可欠です。海外は日本以上にキャッシュレス化が進んでいるのでカードさえあれば日々の生活やショッピングに困りません。
カードによっては海外旅行保険が付帯されていますしサポートデスクを用意しています。いざという時に心強い存在になります。
学生がクレジットカードを持つことのデメリット
クレジットカードにはメリットだけではなくデメリットがあることを忘れてはいけません。
学生がクレジットカードを所有する際のデメリットを把握し、注意して使いましょう。
お金の管理ができないと信用力が下がる
クレジットカードを持つことは、自分でお金を管理するということです。管理能力が低く、うまく管理できなければクレジットカードを通して社会的信用が下がることを覚えておきましょう。
クレジットカードの利用料金は毎月の指定日に指定の銀行口座から引き落とされますが、銀行口座の残高が1円でも足りないと引き落とされず延滞となります
延滞すると遅延損害金が発生するため利用料金以上の金額を支払わなければいけません。
また、カードの支払い状況は記録され信用情報機関で情報が共有されています。延滞情報も一定期間は記録が残るため、新たにカードを作る時やローンを組む時の審査に影響します。
頻繁に延滞をしたり、延滞期間が長い場合は利用中のカードが停止されたりするので注意しましょう。特に携帯電話や家賃、電気料金など毎月の支払いをカード払いにしている場合は注意が必要です。
カードが使えない状況になると契約先への月々の支払いも停止し、知らないうちに様々な契約に影響を及ぼすからです。
カード利用残高や利用可能額、金融機関の口座残高などを常に把握し、現金を含め使えるお金と残しておくお金の管理が必須になります。
リボ払いの多用は支払い困難への第一歩
クレジットカードで支払う方法として、一括払いだけではなく何回かに分けて支払う分割払いやリボルビング払い(リボ払い)があります。
リボルビング払いの略。毎月の支払金額を一定額に設定し、返済する方法。支払額には元本と利息が含まれる。
支払い回数に上限はなく、元本がなくなるまで支払いが継続するため、多くは支払いが長期化しやすい。
回数を決めて支払う分割払いと比較して高額な手数料(利息)が発生する。
リボ払いは毎月の支払い額は抑えられるものの手数料を請求されるため、元金の減りが少なく支払いがなかなか終わらないからです。
リボ払いを多用するといつの間にか利用限度額が満額になり、支払いだけが継続的に残ることになります。
成人年齢の引き下げにより未成年者取消権は使えない
2022年4月から今まで未成年とされていた18歳以上20歳未満でも親権者の同意なくクレジットカードを作れるようになりました。
法改正により法改正前によくあった「親に内緒でクレジットカードを作りたい」、「親に反対されてクレジットカードを作れない」という悩みは解消されたのです。
しかし、今までになかった新しい悩みを抱える人が出る可能性が取り上げられています。それが「未成年者取消権」の行使ができなくなることです。
「未成年者取消権」は、民法において未成年者の消費者被害を抑止する役割を果たしています。「未成年者取消権」の行使ができなくなるということは、その契約に対して全面的な責任を負わなければならなということです。
もし困ったことがあれば、すぐに消費者ホットラインに相談してみましょう。局番なしで「188」に電話をするだけで気軽に相談できますよ。
学生がクレジットカードを作る方法
クレジットカードを申し込む条件として「安定した収入があること」というイメージを持っている人は多いでしょう。
しかし条件次第で学生もクレジットカードを作ることができます。学生がクレジットカードを作る際の注意点や作り方を紹介します。
クレジットカードの入会は18歳以上から
クレジットカードを作るには「18歳以上で安定した収入を持っていること」が条件として定められています。
専門学校生や短大生、大学生であれば学生でもクレジットカードを作れますが、18歳以上でも高校生はクレジットカードを作ることができません。
高校生は返済能力が著しく低い、と認識されているからです。
学生がクレジットカードを所有する方法
学生がクレジットカードを所有するには2つの方法があります。
- 【自分名義のクレジットカードに申し込む】
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学生向けや若年層向けカードを中心とした学生でも申込可能なクレジットカードに申し込む方法です。
これらのカードは基本的に高校生を除く18歳以上の学生であれば、たとえ無職でも申込できます。
審査に通過すれば自分名義のクレジットカードを所有できます。現在、学生向けや若年層向けのカードは多数発行され、審査のハードルも低くなっています。 - 【家族カードに申し込む】
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親権者が持っているクレジットカードに家族カードを追加できるのであれば、その家族は家族カードを利用できます。
家族カードの限度額や利用条件は、本契約を結んでいるカードの条件が適用されます。利用料金は全て契約者に請求されるため、どのようにカードを利用したかは一目瞭然です。
親にカードの利用状況を知られたくない人は家族カードの利用をおすすめしません。
クレジットカードの作り方の流れ
初めてクレジットカードを作る人のために、クレジットカードの申込みから発行までの流れを紹介します。
- 本人確認書類
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- 運転免許証
- パスポート
- 住民票の写し
- マイナンバーカード
- 健康保険証など
- 学生証は本人確認書類にはならないのでご注意ください。
- 料金引き落とし用口座情報
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- 金融機関名
- 支店名
- 口座種別
- 口座番号
- 口座名義
- 金融機関により届出印、キャッシュカードが必要な場合があります
- 親権者の同意
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クレジットカードにより同意確認方法は異なります。
ほとんどの場合、専用の書面に記入するか、親権者に電話で同意を確認する方法で実施されます。
申し込みは、クレジットカードのWEBページ・郵送・サービスカウンターなどから行えます。申し込み時には氏名、年齢、住所、収入の状況、学校名や学年、卒業年度などを申告し、前述の必要書類を提出します。
WEBページからであれば24時間申し込みを受け付けていますし、不備があってもすぐに訂正が可能です。最も手間がかからない申し込み方法で、おすすめです。
オンラインから申し込みした場合は、申し込み受付完了メールが送信されます。
申込内容を基にクレジットカード会社にてクレジットカードの発行が可能な人物かを審査します。審査時間はクレジットカードにより5分~2週間程度と幅があります。
この審査では、主に返済能力があるか否かを確認しますが、学生はほとんどの場合、審査に落ちることはありません。学生は返済能力が低いまたは、ないことが当たり前だからです。
ただし、学生が自分名義で契約しているショッピングローンや携帯電話端末の分割払いを滞納している場合は、審査に落ちる可能性もあります。
審査が完了すると結果が通知されます。オンライン申込の場合はメール、店頭窓口で申し込みした場合は電話か店頭から直接聞くことになります。
尚、郵送で申し込みしている場合は、この結果通知は省略されます。審査に通過した場合は、クレジットカードが手元に届き、審査に落ちた場合は落ちた旨の通知が届きます。
審査に通過した人には、クレジットカードが届きます。昨今では三井住友カード(NL)やセゾンカードインターナショナルなどプラスチックカードより先にカード情報が発行されるクレジットカードが増えています。
プラスチックカードの場合は、審査完了から1週間~2週間かかることが多いです。対してデジタルカードの場合は、審査完了後即アプリやメールで情報が確認できるため、すぐに利用を開始できます。
また、申込時に本人確認書類を提出・提示していない場合は、本人確認郵便などクレジットカード受け取り時に本人確認書類を提示する必要があります。
この場合、本人が在宅していないと受け取れないので注意しましょう。
契約内容を確認してすぐに裏面にサインをします。
カードへのサインは利用規約に明記されており義務付けられており、サインのないカードが不正利用されると補償を受けられないことがあるので、注意しましょう。
クレジットカードに申し込みする際は、多重申込をしないようにしましょう。
申込状況はローンやクレジットの利用状況と同様に記録されています。短期間に複数のクレジットカードに申し込みすると「お金に困っている人」という印象をカード会社に与え、審査に通りづらくなるからです。
学生がクレジットカードを選ぶ時の7つのポイント
現在、数多くのカード会社から様々なクレジットカードが発行されています。
「学生に最適」という観点でクレジットカードを選ぶポイントを解説します。
学生を対象としたカードを選ぶ
クレジットカードはそれぞれ申し込みの条件が定められています。申込条件に「安定収入」があり、収入額や勤続年数を審査で重視するカードは学生では審査に通りません。
反面、学生や若年層を対象としたカードも多数発行されています。学生や若年層をターゲットとしたカードを選びましょう。
年会費無料で充実したサービスのカードを選ぶ
クレジットカードの年会費は無料~数万円単位のものまで幅広く設定されています。安定した収入がない学生が申し込むのであれば年会費無料のクレジットカードを選択したほうが無難です。
カードの利用頻度次第では年会費の分を損することにもなりかねません。会費無料でもサービスが充実しているカードは多数発行されています。
また、通常年会費が有料のカードでも在学中のみ年会費が無料になるカードもあります。
このようなカードを在学中に利用し、卒業後に年会費を支払っても持つ価値があるカードかを見極めるのもおすすめです。
還元率が1.0%以上のカードを選ぶ
カードを選ぶ際にはポイント還元率にも注目してください。ポイント還元率が高いクレジットカードはお得になるのはご理解いただけるでしょう。
ちなみに、クレジットカードの平均的なポイント還元率は0.5%です。ポイント還元率1.0%以上のカードは還元率が高いカードと言えます。
学生に限りポイントがアップするカードや若年で入会すれば、その後解約するまで高い還元率で利用できるカードもあります。自分のライフスタイルでより高い還元率で使えるカードを選びましょう。
利用頻度の高いお店で還元率がアップするカードを選ぶ
クレジットカードはそれぞれ強みや特徴を持っています。大抵のカードは特定の条件で利用するとポイント還元率が高くなる、もしくはボーナスポイントが付与されます。
よく利用するショップやサービスがあれば、そこで利用するとポイントアップするカードを探してもいいかもしれません。
【ポイント還元率アップ例】
- JCB CARD W の場合
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Amazonで利用すると還元率2.0%にアップ
- Amazon公式カード「Amazon Mastercard」は、プライム会員で2.0%、一般会員は1.5%のため、一般会員はJCB CARD Wの方が還元率が高くなる
- 三井住友カード(NL) の場合
-
大手コンビニでタッチ決済すると還元率5.0%にアップ
キャンペーンや特典が豊富なカードを選ぶ
クレジットカード各社は新規顧客獲得の施策として様々なキャンペーンや特典を用意しています。「新規加入プラス初回の利用で数1,000ポイントの付与」といったキャンペーンです。
クレジットカードのキャンペーンを上手く利用すれば多くのポイントを獲得できるので、カードの選択項目のひとつにしてもいいでしょう。
ただし、新規申込キャンペーンで獲得できるポイントは有効期限が短いのでご注意ください。
この他にも学割や学生向けのポイントアップの特典を用意しているカードもあります。
使い道にあった国際ブランドを選ぶ
クレジットカードは決済ブランドがあり、カードにはブランドのロゴが印字されています。世界中で利用可能なメジャーのブランドにVISAカードがあります。
JCBは、決済カードとT&Eカード両方の特徴を兼ね備えているのが特徴です。
5大国際ブランドの中で、決済機能に強みを持ち世界各国で使い勝手が良いのが「決済カードブランド」です。
「T&E(トラベル&エンタテインメント)カードブランド」は、旅行やエンターテイメント分野に対して利便性の高いカードになります。
国際ブランドはそれぞれ特徴があるので目的にあったブランドを選んでください。
付帯保険や補償内容が充実したカードを選ぶ
海外留学や旅行のためにクレジットカードを作りたいという人は、付帯している保険や補償内容を確認してください。
海外での傷害保険が付帯しているクレジットカードには、付帯条件があります。
- 自動付帯
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クレジットカードを持っているだけで保険が適用
- 利用付帯
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ツアー代金や旅行の交通費など所定の代金をクレジットカードで支払うことで適用
上記の他にも保険金額や補償期間など、多数の条件があります。
自分の利用にあった内容の保険が付帯されているカードを選びましょう。
学生のクレジットカードについてよくある質問
学生で初めてクレジットカードを持つ人のために、クレジットカードの素朴な疑問に答えます。
- 収入0円でも学生はクレジットカードを作れるの?
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無収入でも学生はクレジットカードを作れます。社会人で収入0円の人は審査が通りにくいものの、学生であれば審査に通る可能性が非常に高いです。
クレジットカードの審査では、学生は親権者の収入や信用情報を審査対象とするからです。親権者の利用状況に問題が無ければ審査に通る可能性が高いでしょう。 - 学生向けのクレジットカードの限度額は?
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学生向けのクレジットカードの利用限度額は、概ね10~30万円です。
一般的なクレジットカードと比較すると学生向けのクレジットカードは限度額が低い金額で設定されています。学生は社会人よりも返済能力が低いためです。 - 審査に通りやすいカードはあるの?
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クレジットカードの審査基準は各社非公開ですが、審査に通りやすいカードは存在します。例えば、新規会員を積極的に増やそうとしているクレジットカードは審査が通りやすいカードです。
年会費が無料、学生や主婦にも間口を広げているカードも新規会員獲得に積極的なので同様です。
また、消費者金融系や流通系のカードは、比較的審査に通りやすいカードと言われています。 - 奨学金を借りていても大丈夫?
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奨学金を借りていてもクレジットカードは作れます。ちなみに、奨学金の返済を3か月以上滞納すると延滞情報が信用情報機関に記録されてしまうのでご注意ください。
ネガティブ情報が記録されると将来的に新たなローンを組む時やクレジットカードに申し込む際の審査に悪影響を与えることがあります。 - 学生でもキャッシングはできる?
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クレジットカードには現金を借りることができるキャッシング機能があります。学生でも、20歳以上でアルバイトなどの収入があれば利用可能です。
クレジットカードのキャッシング機能は20歳以上で安定した収入があることが利用できる条件だからです。尚、キャッシングを希望する場合は審査難易度が高くなります。